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本当にヘルプが必要な人に届いていなかった『ヘルプカード』を知って欲しい!

突然ですが・・・ヘルプカードって知ってますか?
これです↓ 知っている方も知らない方も、ぜひ最後までお読みください♡

バージョン 2

4月某日、熊本市にある東海大学九州キャンパスに伺いました。
ある方とお会いするために。

その『ある方』というのは、東海大学農学部、阿蘇キャンパスに通っていた現在3年生の梅崎世成(せな)さん。
とっても穏やかで前向きな頭の回転が早い大学生です。それに比べて阿蘇西原新聞は・・・頭の回転速度、こんな感じ。

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さて、それはいいとしてwww
こちらが梅崎さんです。2016年4月の阿蘇キャンパスの入学式の写真(撮影場所は九州キャンパス)です。

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この写真から、僅か10日あまりで熊本地震が起こりました。梅崎さんが通学していた阿蘇キャンパスは、甚大な被害を受けた南阿蘇村にあります。崩落した阿蘇大橋のすぐ近くです。大学周辺で3人の尊い命が地震によって、奪われました。

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梅崎さんは、当時、阿蘇キャンパス近くのアパートに住んでいました。あの本震の夜、住んでいたアパートが倒壊し、2階建てアパートの1階で眠っていた梅崎さんは、建物の下敷きになってしまいました。建物の下敷きになってから、6時間半後・・・梅崎さんは救出されましたが、体が強く圧迫されることで臓器不全などが起きる『クラッシュ症候群』を発症し、搬送先の病院で右足切断を宣告されました。そして・・・熊本地震が原因で右足を失った梅崎さん。
現在は、義足を装着して、福岡県にある実家から電車で通学しています。電車で片道1時間半です

「義足にはやっと慣れましたが、本当は自立して一人暮らししたいです。でも、両親に心配かけたくないので通学をすることにしました」と言う梅崎さん。その後、梅崎さんから、驚きの言葉を聞くのです・・・。

「義足って見た目が普通だから・・・自分から席を譲って欲しいってなかなか言い出せなくて。立ちっぱなしのこともあるんです」

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待って・・・片道1時間半。義足で立ちっぱなし?

健常者であっても、1時間半を揺れる電車内で立ちっぱなしという状況は、キツいです。それなのに、義足を装着して1時間半を立ったままという状況は、かなり過酷。マタニティマークのような、持っていると安心的な『お守り』の存在がないものか、梅崎さんに聞くと・・・

聞いたことがないです

と一言。何かないのか??と調べてみると・・・あったのですよ。あったのです。

それが、ヘルプカード。でも、ヘルプカードって何か知っていますか?阿蘇西原新聞がSNS上で調査した結果、知っている45%、聞いたことがあるけど詳しく知らない24%、知らない31%という結果になりました。

つまり、よく知らない人が55%なんです!

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そもそも、ヘルプカードって何でしょうか?早速、熊本県障がい者支援課の担当者に話を聞いてみると・・・

「現在、ここ(県庁の窓口)では、1万枚ほど発行しています」

とのこと。ヘルプカードとは・・・

内部障がいや発達障害、難病の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方々に配慮を必要としていることを知らせるためのもの

だそうです。でも、梅崎さんのように、義足を装着していて、本当に必要性がある方がヘルプカードの存在を知らないのは・・・。しかも、調べてみたら、梅崎さんのご自宅がある福岡県のヘルプカードと学校所在地の熊本県のカードのデザインも違うんです!

fullsizeoutput_254aこれは福岡県が発行しているもの

fullsizeoutput_254bこれは熊本県が発行しているもの

そこも、県担当者へ確認してみたところ・・・

「ヘルプカードを取得するには特別な書類などはありませんし、手続きもありません。また、都道府県を越えて使うことも問題ありません。もともとは東京都がスタートしたもので、JIS(日本工業規格)に登録されているヘルプマークのロゴや共通の文言が入っていれば各道府県でデザイン作成できます。受取り場所は、各都道府県ごとにご確認ください」

とのこと。

fullsizeoutput_254cこれがヘルプマークのロゴ。東京都はカードではなく、この状態で配布しています

さらに・・・

「熊本県では、熊本地震後に配布をスタートしました。実際に、避難所で支援が必要な方が困られたことがあっても周囲に知らせようがなく、大変だったというお声を聞いています。もっと早くヘルプカードがあれば、避難所などで助けられた方々がいたかも知れません」

と県の担当者は言われました。見た目では分からない妊娠中の女性にも、マタニティマークがありますが、こちらは厚生労働省が普及啓発しています。ところが、ヘルプマークの入ったヘルプカードは、国の管轄しているものではなく、あくまでも各道府県の任意だそう。

これから、多くの方に知って頂き、多くの方々の支援に繋がっていくといいですね。

熊本県のヘルプカードについては、コチラ

支援が必要なことがカードの裏面に書いてあります!もしも、ヘルプカードを持っている方を見かけたら、ぜひ進んで支援しましょう♡

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